自宅でワインを美味しく飲む方法
普段お気に入りのワインを飲む時、そのワインの美味しさや魅力を最大限に引き出せていますか?
自宅でお気に入りのワインをもっと美味しく飲むために、まだまだできることがあるもしれませんよ。
今回は、意外と知らない、ワインをさらに美味しく飲むためのこだわりポイントをお伝えしたいと思います。
きちんとしたワイングラスで飲む

ワインを美味しく味わうためには、飲むワインの種類や特徴に合った形状のグラスを選ぶことが重要です。
ワインは注ぐグラスの形によって、香りの立ち方が変わり、味わいに違いが生まれます。そのワインの持つ香りや味わいを、しっかり引き出せるグラスを選びましょう。
ワイングラスは、飲むワインに合わせて数種類のものを使い分けるのが理想的です。赤ワイン用・白ワイン用、高級ワイン用、デイリーワイン用、ブドウの品種別など、様々な専用ワイングラスがあります。
でも、家飲み用にそれらを全て揃えるのは、さすがに現実的とは言えませんよね。
自分が普段どのタイプのワインをよく飲むかによって選ぶのがおすすめです。
ほぼ決まったタイプのワインしか飲まない人なら、そのタイプの専用グラスにこだわって選ぶと良いでしょう。
いろいろなタイプのワインを飲む人なら、とりあえずどのようなワインにでも使える万能型のワイングラスが1脚あると重宝しますね。
小ぶりの万能タイプか、赤ワイン用の大きなグラスのどちらかをメインのグラスとして選んで、他にはスパークリングワイン用に専用のフルートグラスが欲しいところです。
ワインに合った温度で飲む

自宅でワインを美味しく飲むのに重要なポイントとなるのが、ワインの温度です。
ワインは種類によって、美味しく味わえる適温に違いがあります。
ワインが口に合わないなと感じた時は、温度を変えてみることで飲みやすくなることがありますので、ぜひトライしてみてください。
白ワインはしっかりと冷やすことで酸味が際立ち、味わいがすっきりとシャープに感じられます。ただ、高級な白ワインは冷やしすぎないほうが、奥行のある味わいを楽しめます。
逆に、赤ワインは冷やすと香りや果実味が閉じこもってしまうため、どうしても酸味と渋みが目立ってしまいます。結果的にバランスが悪い印象を受けることになるのです。
渋みや酸味を抑えてまろやかにしたい時は、デキャンタージュをすることがよく知られていますが、グラスを手で温めて温度を上げるのもひとつの方法ですね。
すっきりとした味わいで飲みたい時は、グラスをあらかじめ少し冷やしてから注ぐなどの工夫で、グンと味わいが変わってきます。
劣化しないように保存する

産地やブドウ品種による味わいの違いを知って、せっかくお気に入りの一本を見つけても、そのワインに適した保存管理ができていないと、美味しく味わうことはできません。
生産者が丹精込めて造ったワインを劣化させず、より良い状態で本来の美味しさが堪能できるよう、正しく保管したいですね。
ワインに最適な環境で保管するには、ワインセラーを使うのが確実です。ワインセラーを使うと、温度と湿度を常に一定に保つことができます。
家でワインを飲むならグラスにもこだわろう

ワイングラスによってワインの味わいに違いを感じるのは、グラスの形状の違いで、ワインが舌のどの位置に触れるかが変わってくるためだと言われています。
全く同じワインであっても、違うグラスで飲むと別のワインのように感じられることもあり得ます。
今までワイングラスを吟味する習慣のなかった人も、ぜひいろいろと試しながら体感してみてください。
とはいえ、ワイングラスはあくまでも消耗品です。どれだけ高級なグラスを買い揃えたとしても、日々使っていれば割れてしまうことはあります。
それを心配し過ぎるがあまり、常にグラスが割れないようにと、神経をピリピリさせながらワインを飲んでいるようではは、ちっとも寛げませんよね。
わかるはずの味もわからなくなりそうです。
割れた時にはまた同じものを買い直せば良い、と思える価格帯のグラスを選びましょう。
そもそもワインがおいしい必要がある

いくらワイングラスの選び方や、ワインを飲む時の温度にこだわっても、そもそも飲もうとしているワインがイマイチだと、限界があります。
もともと美味しいワインの魅力を損ねることなく、さらに美味しく飲むための方法と考えましょう。
まとめ
ワインを楽しむ時、ワインの温度やグラスの形状にまでこだわれるようになったら、あなたももうすっかり上級者の仲間入りです。
この記事がワインの楽しみ方の幅を広げて、ワインライフをより一層充実させるものとなれば、とても嬉しく思います。
家飲みがより楽しくなるワインにピッタリな料理はこちらで紹介しています!