お酒を飲んで健康になる!ワインの5つの健康効果を簡単に解説

ワインを飲むことによる健康効果

黒ブドウや白ブドウを原材料にして、世界各地で生産されている醸造酒・ワインには、美容や健康に効果があると言われるポリフェノールが豊富に含まれています。

嗜好品として楽しむだけではもったいない、ワインが持つ体に嬉しい5つの健康効果について、わかりやすく解説します。

アンチエイジング効果

ワインには多くのポリフェノールが含まれていて、高い抗酸化作用を持っています。

中でも「レスベラトロール」は、お肌の老化の原因となる活性酸素の働きを抑制することで知られています。

シミやシワ、たるみなどお肌のトラブルを防いで、アンチエイジング効果も期待できます。

動脈硬化を予防する

動脈硬化は、体内に活性酸素が増えることで悪玉コレステロールが増加し、その悪玉コレステロールをやっつけようとして戦ってくれた細胞の死骸が、血管の壁にたくさん溜まってしまうことで起きます。

赤ワインには、アントシアニンやレスベラトロール、タンニン、カテキンなど、数種類のポリフェノールが豊富に含まれています。

これらの成分は、体内で悪玉コレステロールが酸化するのを抑え、動脈硬化や脳梗塞の予防に効果的だと言われています。

また、アルコールと一緒に摂取することで、より体内に吸収されやすくなるという性質があるとわかってきているそうです。

うつの予防になる

アルコールを適量飲むと、心身にプラスの影響がもたらされることが知られています。

フランスのナバラ大学等の研究によると、ワインを1週間に2~7杯飲んでいた人は、ワインを飲まない人に比べてうつ病の発症率が32%低下したのだとか。

適度なアルコールには、気持ちをリラックスさせたり、会話を増やしたりする効果が期待できます。

ただし、お酒がうつ病予防の特効薬になるわけではありません。多量に飲むとむしろ逆効果になりかねないので、要注意です。

アルツハイマー病の発症リスクが低減

赤ワインに多く含まれるポリフェノールの一種で、抗酸化作用のある「レスベラトロール」は、認知症予防など脳の機能改善に有効という報告があります。

また、ブドウの果肉には「ペプチド」という成分が含まれていて、学習や記憶に関わる脳神経ホルモンの働きを助けるとされています。

1997年にフランスのボルドー大学が発表した論文によると、ワインを1日にグラス3~4杯飲む人は飲まない人と比べて、認知症になる割合がわずか5分の1だったそうです。

ワインを適度に飲む習慣がある人は、オリーブオイルを使った料理や、たんぱく質が豊富に含まれたチーズなどを積極的に摂っていて、日頃から健康的な食生活をしているケースが多いことも影響していると考えられます。

ダイエット効果

赤ワインに多く含まれるポリフェノールの一種で「ピセアタンノール」という成分には、脂肪の増殖を抑えて、脂肪の燃焼を促進するという作用もあることが知られています。

また、全身の血行を促進して体を温めてくれる効果もあります。血行が良くなると全身の代謝が上がるので、結果として脂肪が燃焼されやすくなるのです。

さらに、体内の余分な水分や老廃物が排出されやすくなるので、むくみが起きにくくなります。

ワインを美味しく飲んでダイエットにも効果があるなんて、まさに一石二鳥で嬉しいですね。

健康だからといって飲み過ぎには注意

もちろん、いくらワインに様々な健康効果があるからといって、飲み過ぎは禁物です。

飲み過ぎは肝臓に負担がかかり、様々な疾患の原因になってしまいます。

健康に良いどころか、むしろ大きなリスクになりかねません。ワインを飲む時には適量を守って、くれぐれも飲みすぎには注意しましょう。

まとめ

ワインには、ポリフェノール以外にもビタミンB群やミネラル、パントテン酸、ビオチンなどの栄養素が多く含まれています。

飲むサプリのような感覚で、ワインの健康効果を上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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