若者がワインを美味しくないと感じている理由
最近、「ワインは苦手、美味しくない」という若い人が増えていると感じませんか?
ワイン好きなオジサン達は、ついつい親切心で「君たちは、まだ本当に美味しいワインを飲んだことがないから、そんなこと思うんだよ」なんて言いながら、お気に入りのちょっと高めの赤ワインを、“うんちく話のオマケ付き”で勧めてしまいがちですよね(笑)
実は私も、過去にやってしまったことがあります。
でも、これってかなりの確率で、若者にますますワインを苦手だと思わせてしまうだけなので、絶対やめておいた方がいいですよ。
そこで今回は、なぜ若い人はワインは美味しくないと感じているのか、どうしたら若い人にワインを美味しく楽しんでもらえるのか、をお伝えしたいと思います。
お酒が苦手な人が増えているから
若い人の「〇〇離れ」が叫ばれる昨今、お酒も例外ではありません。厚生労働省の「国民健康栄養調査」によると、20~30代の男性の飲酒習慣率は、20年前と比べて約半分程度にまで下がっているのだとか。
ワインに限らず、そもそも「アルコール離れ」が進んでいて、お酒が苦手な人が増えているんですね。
アルコール度数が強い
ビールやチューハイだとアルコール度数が5%前後のものが多いですが、一般的なワインの場合は10~15%くらいですよね。
なので、お酒が苦手な若い人からすると、ワインの味がどうのこうのと言う前に、「アルコール度数が強すぎて無理」だと感じている人も結構いるようですよ。
甘いかと思ったら甘くない
ワイン好きの人が思っている甘口と、ワインを飲み慣れていない若者がイメージしている甘口ワインには、おそらく開きがある場合が多いと思います。
なので、あなたが「これは甘口だから飲みやすいよ」と勧めたワインを、実際に飲んでみた若者が「全然甘くないし、美味しくなかった」という感想を持つことは、十分あり得るわけです。
このギャップは、知っておいて損はないですね。
ワインが美味しくないと感じる人が楽しむための方法
ここまで読んで、軽くショックを受けた人もいるかもしれません。
でも、どうかあまり落ち込まないでください。今までの思い込みを捨てて、お勧めするワインの選び方や伝え方を工夫することで、「こんなに美味しいワインがあったんですね」と感激されたり、「お蔭さまでワインが好きになりました」と感謝されたりしますから。
ここからは、ワインが美味しくないと感じている人がワインを楽しむための、具体的な方法をお伝えしていきます。
女性向けのワインを試してみる
ワインが美味しくないと感じている人は、まずは女性向けのアルコール度数が低めのタイプや、甘くて飲みやすいワインから試してみると良いでしょう。
例えば、ランブルスコの微発泡・甘口や、モスカート・ダスティなどは、優しい甘さで飲みやすいと女性にも人気があります。
メルシャンの「甘熟ぶどうのおいしいワイン」シリーズや、エーデルワインの「月のセレナーデ」シリーズなどもおすすめです。
料理と一緒に飲む
ワイン通の人がワインを楽しむシーンのひとつに、プライベートなワイン会があります。
ワイン好きが集まると、どうしてもワインがメインになってしまいがち。
でも、初心者の人は軽いおつまみだけでワインを飲むのは、ちょっとツラいと感じているかもしれませんね。
人気店のケータリングなどを使って、いろいろな種類の料理を用意しておけば、ワインとのマリアージュを楽しめます。ぜひ料理と一緒に飲んでみてください。
ワインに合った温度で飲む
ワインには、種類によって美味しく飲むための適温の目安があります。話に花が咲きすぎて、ワインが生ぬるくなってしまったために、本来の美味しさが楽しめなくなってしまうケースもあります。
ワインクーラーなどを上手に活用して、常に最適な温度でワインを楽しめる工夫と気遣いをすることで、ワインの印象がきっと変わってきますよ。
ワイン通販なら気軽にワイン注文できる
自分の好みに合ったワインを見つけるのには、全国のワインショップからいろいろな条件で選べるワイン通販がピッタリ。
いつでも好きな時に、気軽に注文できます。少しずつ試し買いしているうちに、ワインの魅力にハマっていくかもしれませんね。
まとめ
ワインが美味しくない、苦手だと思っている人は、おそらく好みではない味のワインを、美味しく感じられない飲み方で飲んでしまった経験があって、それがトラウマになっているのではないでしょうか。
残念な出会い方をしてしまったために、ワイン全般に苦手意識を持ってしまうのは、とてももったいないと思います。
この記事で、少しでもワインのことを好きになってもらえたら、とても嬉しいです。